米国税理士(EA)について

 EAは、Enrolled Agentの略で、直訳すれば”登録代理人”ですが、一般的には、”米国税理士”と訳されることが多いです。米国の内国歳入庁(IRS)が認可する米国の税理士のことで、米国の国家資格です。米国では財務省規則230で、IRSに対し税務代理業務ができるのは、弁護士・公認会計士・EA・登録保険数理士・登録退職年金プラン代理人の5つの資格としています。

 米国税理士と米国公認会計士(U.S.CPA)を比較すると、まず大きな違いは、米国税理士は、連邦の資格で、U.S.CPAは州の資格です。CPAは監査を行い、EAは税務を行うという棲み分けがあります。

 EAの試験は、PartⅠ:個人関係税制、PartⅡ:事業関係税制、PartⅢ:税務代理業務及び諸手続からなっており、科目合格制です。全て英語で行われ、U.S.CPAのTAX科目よりも範囲が広く、細かい点まで問われます。日本の公認会計士試験の租税法と税理士試験との関係によく似ています。

 米国税理士は以下の分野での役割を担うことが求められています。

・日本企業の海外投資及び海外進出に関わる税務業務

・米国企業の対日投資及び日本進出に伴う二国間にまたがる税務業務

・日本在住の米国人の米国への納税申告関連業務

・米国在住の日本人の米国への納税申告関連業務

・二国間税務コンサルティング業務